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㈱井野屋、メンズバッグブランド2013SS展
手塗りで重ねた独自の染め色表現「SLOW」他

update: 2012/11/15

「SLOW」の新作。 hand paintのシリーズは革を裁断した段階で施される ハンドドローイング(手塗り)が最大の特徴

「SLOW」の新作。
hand paintのシリーズは革を裁断した段階で施される
ハンドドローイング(手塗り)が最大の特徴

井野屋は、メンズのレザーバッグブランド「SLOW」を中心に、SLOWのセカンドブランド「Tools」、多様なデザインに素材や色柄も豊富な「Creed」、2011SSシーズンからスタートしたユニセックスブランド「Relate」という4ブランドの2013年SS展を開いた。

「SLOW」は本体にフルベジタブル仕上げの純正ヌメ革を使用したhand paintのシリーズを新作で提案。革を裁断した段階で施されるハンドドローイング(手塗り)が最大の特徴で、さらに違う色の染料を手塗りする作業を繰り返すことで何層にも色が重なる独特のムラ感、ビンテージ感が生まれ、SLOWだけの染め色を表現している(L/3万3600円、S/2万9400円、タテ型/3万450円)。同シリーズでは、他にもフラップタイプのショルダーバッグ(4万950円)やリュックサック(2万9400円)もある。

「SLOW」の基本となるbonoシリーズ。 栃木レザー製の フルベジタブルタンニングレザー(ヌメ革)を使用

「SLOW」の基本となるbonoシリーズ。
栃木レザー製の
フルベジタブルタンニングレザー(ヌメ革)を使用

「bono」シリーズは、栃木レザー製のフルベジタブルタンニングレザー(ヌメ革)を使用。古来伝承の多数のピット槽によって1カ月をかけて順に染め上げている。南米産のミモザの樹皮から抽出されたパウダー状のタンニン剤でじっくりと時間をかけてなめしあげた純正ヌメ革は、使うほどに色合いは深みを増し、いい風合いになっていくという(キャリーオールバッグ/5万4600円、ショルダーバッグのL/3万3600円、S/2万7300円)。


「Tools」は小松精練が開発した 「KONBU®―N」ブランドのナイロンを使用した KONBU シリーズを提案

「Tools」は小松精練が開発した
「KONBU®―N」ブランドのナイロンを使用した
KONBU シリーズを提案

「Tools」は、SLOWから生まれた生活に寄り添う道具となるモノを発信するブランド。今季は、小松精練が開発した「KONBU®―N」ブランドのナイロンを使用したKONBU シリーズを提案。堅牢度、劣化耐久性、撥水性な従来のナイロンと同じながら、キャンバスのようなドライ感、コンパクト感(目詰まり)を持つしなやかで自立できるほどの硬度も兼ね備える機能素材。無地6色と、柄もの2色を展開し、定番のトートバッグ(L/1万5750円、S/1万3650円)と、開口部が口折れ仕様になったトートバッグ(L/1万9950円、S/1万6800円)、口元を巻き込めるロールアップバッグ(M/1万4700円、S/8925円)など、デイリーユースのバッグがラインナップされている。

開口部が口折れ仕様になった 「Tools」のトートバッグ (L/1万9950円、S/1万6800円)

開口部が口折れ仕様になった
「Tools」のトートバッグ
(L/1万9950円、S/1万6800円)

口元を巻き込めるロールアップバッグ (M/1万4700円、S/8925円)

口元を巻き込めるロールアップバッグ
(M/1万4700円、S/8925円)



「Creed」 のTONEシリーズ。 高級糸のコーマキャンバスを使用した  2トーンカラーが特徴

「Creed」 のTONEシリーズ。
高級糸のコーマキャンバスを使用した
2トーンカラーが特徴

「Creed」は、光沢のある高密度のナイロンを使用したGingerのシリーズでは、ボディバッグ(9345円)、ウエスト/ショルダー(8295円)、ショルダー(1万2600円)、トート(1万9950円)を、イタリアの牛ショルダー革を植物性タンニンでなめした革を使ったHakuのボディバッグ(1万9950円)はロウを手作業で塗り込んでおり、白っぽく見える表面は使い込むほどに艶が増してくるという。


高級糸のコーマ糸キャンバスを使用し、撥水性のあるパラフィン加工を施したTONEシリーズは、2トーンのトート(1万8375円)、口折れショルダー(1万5750円)、リュック(2万3100円)など。きめ細かい馬革の銀面をペーペーで削り、1つ1つオイルを含ませることによりしっとりとした質感を出しているNICHEシリーズは、アイロンで焦がしを入れて独特のムラ感のある仕上げになっている(2WAYショルダー/2万4150円、2WAYかぶせショルダー/2万6250円など)。

イタリアの牛ショルダー革を 植物性タンニンでなめした革を使ったHakuのボディバッグ(1万9950円)は ロウを手作業で塗り込んでいる(「Creed」)

イタリアの牛ショルダー革を
植物性タンニンでなめした革を使ったHakuのボディバッグ(1万9950円)は
ロウを手作業で塗り込んでいる(「Creed」)

光沢のある高密度のナイロンを使用した Gingerシリーズのトートバッグ(1万9950円/Creed)

光沢のある高密度のナイロンを使用した
Gingerシリーズのトートバッグ(1万9950円/Creed)



ポップでカラフルな帆布を使った「Relate」

ポップでカラフルな帆布を使った「Relate」

「Relate」のコンセプトは、シンプル、実用性、カラーバリエーション。ポップでカラフルな帆布を使ったアイテムが特徴で、今季は口折れタイプのショルダーをヒョウ柄とカモフラ柄(L/1万500円、S/9000円)、無地の口部分のみ濃色を使ったショルダー(L/8900円、S/7900円)など、汎用性の高いバッグを提案している。          


口折れタイプのヒョウ柄ショルダーは一番人気

口折れタイプのヒョウ柄ショルダーは一番人気

(有限会社ビジョンクエスト・田中千賀子)

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